あさな夕な

Le cartonnage「小箱教室」と、青森のくらしの手帖
〜言葉のちから〜
この度の震災で被災された皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。

あの日は、川崎も強く長い揺れがあり、直後から夜半まで停電していました。
水とガスは使えましたので、夕食を簡単に済ませ、部屋の四隅とテーブルに
備蓄していたローソクを灯して、小さなラジオに耳を傾けていました。

   


町が壊滅的って、どんな.......
浜に200人〜300人の...って、何がどうして.......

 やがて、テレビの映像を見て呆然としました
 なんということでしょうか

都会は、帰宅困難者でパニックに。
翌日からの通勤地獄は言うまでもありません。
スーパーの棚は空になり、買いたいものをふたり分、買えませんでした。
被災地を想いガマンする。

   


そして、原発で爆発音! 白い煙! 黒い煙!
もう、なるようになれ〜と腹をククルしかないのかと
同時に自分の無知が明らかになる。

TVから毎日聞こえてくる
「がんばろう!日本」
「一人じゃないよ!大丈夫」
と言うけれど

被災地に、実際に足を運んだ、若きアスリートの姿が切なかった。
避難所に行き着くまでの道すがら、彼女の見たものは
 見たことのない
 言葉にならない
 あまりにも悲惨な状況であったのでしょう

避難所の被災者を前に、消え入りそうな声を振り絞って
「私もがんばります。みなさん、一緒にがんばりましょう」と
励ますつもりがうつむいて、大粒の涙を流してしまいました。

言葉が枯葉のように散るのを感じました。

居るだけで精一杯だった彼女には、今日見たこと、感じたことを
できるだけ多くの人に伝えてくれればそれでいいと思いました。

毎朝、新聞は裏面(震災ニュース)から目を通し
それぞれの想いや言葉に胸うたれ、泪のにじむ毎日です。
世界中から、想像して寄り添う心があります。

   

    桜が咲き始めました。
    寄り添います、いつまでも。
    




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